Promasysインストール時に、毎日BackupPromasys.batを実行するようにWindowsタスクスケジュラーの設定が行われます。本稿では、バックアップの結果(成否)のメール通知に必要な設定について記述します。尚、サーバーから何らかの形でメールが送れることが前提となりますが、本稿ではその設定方法には触れていません。
1.Backup.batをメモ帳等で編集:
を
set sendmail=e:\promasys\sendmail.vbs
に変更(先頭の「rem」を削除)
2.sendmail.vbsをメモ帳等で編集:
cFrom = "donotreply@yourdomain.com"【送信元として、メールに表示したいアドレスの指定】
cTo = "systemAdministrator@yourdomain.com"【バックアップ結果通知の宛先】
cTextBody = "*** This is an automatically generated mail. Do not reply to this email ***"【メールの本文】
cSmtpUserName = "smtpUsername"【配信に使用するメールアドレスのログイン名】
cSmtpPassword = "smtpPassword"【配信に使用するメールアドレスのパスワード】
cSmtpServer = "smtp.yourdomain.com"【SMTPサーバーアドレス】
cSmtpPort = "25"【SMTPポート番号、通常は25でOK】
3.イベントビューアーを設定します
3-1.Windows 2003の場合
Eventtriggers /Create /TR "On Completion of Promasys Backup Event" /EID 1364 /SO PROMASYS_PROGRESS /L APPLICATION /TK"e:\promasys\BackupPromasys.bat OK" (注意:パスの後ろに半角スペース空けて「OK」を入力します)
設定完了後、スタートメニュー>>コントロールパネル>>タスクから上記のタスクが確認できます。
3-2.Windows 2008以降の場合
- スタートメニュー>>コントロールパネル>>システムとセキュリティ>>管理ツール>>タスクスケジュラーを起動
- 右のメニューから「タスクの作成」をクリック
- 全般タブ:名前と説明を設定、セキュリティオプションで 必ず 【ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する】及び【最上位の特権で実行する】にチェックを入れます。
- トリガータブ:新規トリガーを追加し、【タスクの開始】に「イベント時」を、【ログ】に「アプリケーション」を、【ソース】に「PROMASYS_PROGRESS」を、そして【イベントID】に「1364」をそれぞれ設定して【OK】をクリックします。その他の設定は既定値でOKです。
- 操作タブ:新規操作を追加し、【操作】に「プログラムを開始」を、プログラム/スクリプトに "e:\promasys\BackupPromasys.bat"を、【引数の追加】に「OK」を設定し、OKをクリックします。
- 条件タブ:既定値でOKです。
- 設定タブ:【タスクを要求時に実行する】にチェックを入れ、 それ以外の全ての項目からチェックを外して下さい。
4.バックアップを手動で実行し、メールが正しく送られるかを確認
設定値がわからない場合は、ネットワーク管理者や、情報管理センターのスタッフに迷わず相談。上記は、メールを送信するためのポートがファイアウオールにて正しく開放されていることを前提にしています。
また、詳細についてはサーバーのデータベースフォルダ内の「Promasys Installation Manual.pdf」を参照下さい。
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